「学校で英語をネイティブの先生に学べる」
「それぞれの学習レベルにあわせた勉強ができる」っていいね!
~神戸ならではの特色ある学校教育~

「英語活動の時間は楽しい」と答えた小学6年生は90.2%!

②神戸市立の全小・中・義務教育学校等で学習支援ツールを活用!

全中学生には学習支援ツールを個別に配信!

 垂水区の「多聞台小学校」にお伺いして、ALT(外国人英語指導助手)として活躍するアメリカのカリフォルニア州出身のジェシカ先生と、「学ぶ力・生きる力向上支援員」の大濱先生に、神戸の学校の特色ある教育についてお話を聞きました。

ALTとは?

 Assistant Language Teacherの略で、日本人教師を補佐し、生きた英語を子どもたちに伝える英語教育の指導助手のことです。「聞く、話す」ことを重視した英語力を高めるとともに、外国人と日常的に接することで、異文化に対する理解を深めることができます。神戸市では、全国に先駆けてALTを導入し、小・中・高においてALTによる英語教育を行っています。

英語を楽しいものだと思ってほしい

 最初に取材したのは5年生の英語の授業。多聞台小学校では、ALTによる英語の授業は各クラス年間12時間。
 子どもたちはジェシカ先生が来る日を心待ちにしています。

ジェシカ先生:

「早いうちから外国人と直に接することで、その人や国に興味を持ってもらうことや、何より英語が楽しいものだと感じてもらうことが大事だと思っています。生徒がこうした経験を積むことで、中学校で始まる文法などの英語の授業を抵抗なく受けてもらえるようになれば嬉しいですね。
勉強だけではなく、外国人と接することが楽しいと思ってもらえるよう、一緒に給食を食べたり、運動場で遊んだりと、授業以外の時間でも積極的に子どもたちと英語でコミュニケーションをとっています。」

 ジェシカ先生に神戸市でALTとして働こうと思ったきっかけを聞くと、「県内の大学に留学していた時に、外国の文化と日本の文化がうまく調和している神戸の街の雰囲気がとても気に入ったから」とのこと。
 また、早くからALTの充実に力を入れている神戸市は、「グローバルに活躍する人材がどんどん育っていく環境が整っている」とも語ってくれました。

一人一人の自立に向けた力を伸ばすために

 神戸市では、生徒一人一人の個性や能力に応じて、きめ細やかな支援を提供しています。その一つが、インターネットを通じて児童生徒の習熟度に応じた学習プリントを作成できる「学習支援ツール」です。

 学習支援ツールを活用する先生は、「クラス全員に同じ問題を解かせるのではなく、それぞれの習熟度に応じた適切な問題を解くことで、子どもたちのやる気が上がったと感じています。たくさんのデータから問題を簡単に組み合わせてプリントを作ることができるので、業務量の軽減にもつながっています」といいます。

 学習支援ツールに加えて、神戸市では確かな学力や規範意識、豊かな人間性を育むため、子供たち一人一人の学習面や学校での生活面をきめ細やかに支援する「学ぶ力・生きる力向上支援員」を各校に設置しています。
 この日、話をお聞きした支援員の大濱先生は、支援員として、3年生を担当しています。

大濱先生:

「3年生というのは実はとても大事な年頃なんです。子どもと大人が同居している年代なんですね。この年代の子供たちを一人の先生が指導していくのは大変です。その意味でも、支援員が入ってサポートすることで、複数人体制でクラスの運営が円滑になっています。
これまで培った教育指導の経験やノウハウをもとに、これからも子どもたちに一人一人に全力で向き合い、授業補助や生活指導のサポートをしていきたいです。そして子どもたちにはまっすぐで、寛容な気持ちが育ってほしいと願っています。」

 大濱先生は体力が続く限り支援員を続けたいとのこと。担任の先生も経験豊富な支援員がサポートしてくれることで、生徒一人一人にじっくりと向き合うことができるといいます。

 神戸市内の小学校では、国際化への対応力と、生徒一人一人の個性や能力に対応した、特色ある教育が広がっています。

(取材日:2017年3月17日)