令和4年度 第3回 産後ケア

丸山 佳子 先生(保健師・こども家庭局家庭支援課担当課長)

はじめまして。私は4月にこども家庭局に異動してきました。出産・育児の仕事はご無沙汰なのですが、異動直後にコラムの執筆を引き受けることになりました。最初は事業紹介の原稿を提出したのですが、「役所みたいな文章で固すぎる。もっと面白く。」とダメ出しを受けました。一瞬、自由度が広がったと錯覚しましたが、完全にハードルを上げられました。とにかく、新米コラムニストなのでゆっくり発進させてもらいます。

 

みなさん、毎日の子育てお疲れ様です。すやすや寝ているお子さんの寝顔で癒されることも多いのではないですか?
 でもその裏では、「出産時の鼻からスイカ状態の痛み体験」や、「母乳ちゃんと出とうかな?体重増えとんかな?」など授乳の心配、「新生児の世話と上の子のイヤイヤ期のダブルパンチ」、「布団に置くと背中スイッチ入るし、ずっと抱っこしていて休めない」、「自分の食事は秒で済ます」など、子育て24時間ドラマが繰り広げられていることでしょう。

 

今日は、そんなみなさんに神戸市の“産後ケア”の取り組みを紹介します。

 

出産後のお母さんには、消耗した心身を回復させてもらいたいのですが、赤ちゃんのお世話も始まるので、ゆっくりできませんよね。初産の場合はなおさらです。
 そこで、産後のお母さんに心とカラダを休めてもらいながら、助産師などの専門家が授乳や沐浴など育児技術のサポートを訪問・通所・宿泊で提供する “産後ケア”を実施しています。

 

例えば、
「母乳の分泌が少ないので、訪問型で乳房マッサージを受けて母乳が出始めたお母さん」
「睡眠不足のため宿泊サービスを利用し、赤ちゃんを預かってもらって爆睡したお母さん」
「ため込んでいた夫や姑への思いをすべて通所スタッフに吐き出してスッキリしたお母さん」
など、利用する理由は色々。出産直後に6連泊する方、ヘルプが欲しい時に少しずつ利用する方など、自分のしんどさに合わせて産後ケアをカスタマイズできます。

 
「初めての出産で助産師さんのケアが心強かった」
「安心して休めた、また利用したい」
「こういう制度は、私よりもっと大変な人のためにあると思っていたけど、もっと気楽に使ってもいいんだと思った」
「不安だったけど、利用してみたら心にゆとりが持ててよかった」
「他のお母さんにも教えてあげたい」
等の声が届いています。
※個人の見解です。

 

涼しい顔して子育てしている人はうらやましいですが、同じじゃなくてもいいんです。「あーしんど」と思ったら、“産後ケア”を利用して一息ついてみませんか?

 

市内にお住まいの産後1年未満のお母さんとお子さんで、育児への不安があり、支援を必要とする方などが利用できます。利用料は、宿泊1日あたり3,000円、日帰り1日あたり2,000円、訪問1回あたり1,000円です。手続きなど詳しくは、「神戸市産後ケア事業(宿泊・通所)のご案内(神戸市サイト)」または「訪問型産後ケア事業のご案内(神戸市サイト)」をご覧ください。(外部サイトへ遷移します)

 
神戸市産後ケア事業(宿泊・通所)のご案内(神戸市サイト)
訪問型産後ケア事業のご案内(神戸市サイト)

丸山 佳子 先生(保健師・こども家庭局家庭支援課担当課長)

2022年度より、神戸市こども家庭局母子保健担当課長として、妊婦健診・乳幼児健診をはじめとした、思春期、妊娠から出産、乳幼児の子育てなどに関する母子保健施策に携わる。妊娠期やお子さんの乳幼児期に利用できる行政サービスについて、コラムを執筆予定。

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