令和4年度 第1回 グレーを楽しむ

井窪 薫 先生(精神科医・4児の母)

新しくメンバーが加わり、今年も「神戸ママフレ保健室」のコラムを開始させて頂きます。
まだまだ至らない点もありますが、子育てしやすくなる情報をお届けできるよう、また、子育ての応援になるような、そんなコラムになるように、磨きをかけていけたらと思います。

 

今回も私、井窪からコラムをスタートします。コラムも2年目に入り、より一層、ママフレをより良いものにさせたいと思い、また、皆様がコラムを開くときはどんな気持ちで見てくださるのだろう、そんな事を考えながら、文章を書いています。

 

さて、今回のテーマは「グレーを楽しむ」です。

 

新米ママにとって1番しんどい事、それは分からないなりにもやっていかないといけない現実に直面する事ではないかなと思います。
 親として「こちらの方が良い」と思っても我が子には合わないこともあります。自分の「しんどい」気持ちは二の次で、目の前にある命と向き合いながら、やりたくない事もなんとかこなしてやっていかないといけないという場面もあります。
 自分が理想として描いていた子育てと現実の狭間で、「これであっているのか?」と思いながら、何が正しいか分からないまま、子育てを進めていくというのは案外大きなストレスであり、子育ては教科書通りにいかない、思い通りならない事ばっかりです。

 

それでも、私が悩んだ末に思った事。それは『子育てにルールなんてない!理想と現実のギャップを埋める必要もなく、グレーを楽しんで育児をやってみたらいいんだ』ということでした。

 

分からないなりにも、やってみる。
 間違っていたら、途中でやり方を変えても良い。
 分からない時には周りに聞いたりしながら、自分の悩みを一つずつ解決して自分らしい子育てにしていく。
 そして頑張っている自分と子どもを褒めて認めてあげる。
 自分を認めてあげるのはなかなか難しいですが、子供がスヤスヤ眠ったり、泣いたりできるのは頑張って子育てしている証拠です。遠慮なく自分を褒めてあげてください!

 

このコラムが、頑張っているママを応援しながら、問題が解決できる場所になればいいな、と思っています。
 そして、皆様の大事な思い出の1ページを支えるお手伝いが出来れば、嬉しく思います。
 今年も始まりましたママフレ保健室をどうぞ宜しくお願いします。

井窪 薫 先生(精神科医・4児の母)

精神保健指定医、産業医。4歳、2歳、1歳、0歳を子育て中。長女の子育て中に大学院に通い、医学博士、精神科専門医を習得。現在は兵庫県内で企業の産業医をしながら、精神科医の子育てアドバイスなどのセミナーも行っている。

次回:5/27(金)配信予定 執筆:北林 久仁子先生(保育士・こども家庭局担当部長)

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井窪 薫 先生(精神科医・4児の母)

精神保健指定医、産業医。4歳、2歳、1歳、0歳を子育て中。長女の子育て中に大学院に通い、医学博士、精神科専門医を習得。現在は兵庫県内で企業の産業医をしながら、精神科医の子育てアドバイスなどのセミナーも行っている。