第10回 考え方の癖

井窪 薫 先生(精神科医・3児の母)

今回は精神科医として考え方のアドバイスをお伝えしたいと思います。

 

日常生活において、困難に直面した時、その物事をどう考えるか。
辛くなった時に少し立ち止まり、その時に考えている思考を柔軟なバランスのよい考えに変えていくことで、その時に感じるストレスを和らげる事ができます。
考え方については癖のようなものなので、少し気をつけるとかなり変わってきますし、考え方を変えると行動も変わってきます。

 

まず、ストレスの原因が変えられる事か、変えられないことか、を考えます。
子供の成長のイヤイヤ期や、反抗期に関しては変えられない事ですが、それに対する自分の思いは変えられますよね。子供がぐずった時も、今はこんな時期と割り切ると、また違った景色が見える気がします。
上手くいかない時、力をかけても変わらない事に関しては時がくるのを待つしかないですが、子供に関しての悩みは、成長とともに改善する事がほとんどです。
多分、一年後には何であの時悩んでたんだろう?、あの時の自分に伝えてあげたいと思うことが多いのではないかと思います。
一つ解決すると、また新しい悩みが出現したりしますが、大事なのは、親自身が一定に対応出来るかどうか。
子供に振り回されず、また逆に子供を振り回す事なく対応できれば、いい結果になる事が多いです。少し離れた距離から悩みを意識すると、案外、悩むような問題ではなかったり。
子育ての仕方は、みんな違っていいと思うので、是非、自信をもって子育てをしてみてください。
子供の自己肯定感を高めるには、まず親自身が自分を肯定出来ることが大事だと思っています。
なかなか難しいですが、ママ自身も上手に息抜きながら楽しく子育てできますように。

井窪 薫 先生(精神科医・3児の母)

精神保健指定医、産業医。4歳、1歳、0歳を子育て中。長女の子育て中に大学院に通い、医学博士、精神科専門医を習得。現在は兵庫県内のクリニックに勤務しながら、精神科医の子育てアドバイスなどのセミナーも行っている。

次回:10/22(金)配信予定 執筆:三品 浩基 先生(小児科医・こども家庭局家庭支援課担当課長)

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